展覧会
exhibition
当館では約4300点のコレクションのなかから選ばれた約60~70点の作品をお楽しみいただけます。
浮世絵ギャラリーではテーマを設けた展覧会を年5回開催し、
毎回コレクションのなかから約40~50点を展示しています。
常設展示室では創立者十二代茂木七左衞門(1907-2012)が収集した日本の近現代に制作された
日本画や洋画、工芸品等を展示しています。
浮世絵ギャラリー
開催中
「浮世絵・魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界」
2024年3月27日(水)~5月12日(日) 月明かりと足もとを照らす提灯のかすかな灯りだけが頼りだった江戸時代。当時の人々は、夜の闇のそこかしこに潜んでいるであろう妖怪や幽霊たちの存在を信じずにはいられませんでした。人々は異界のものたちを恐れていましたが、怖いもの見たさの好奇心もまた旺盛だったようです。その気持ちに応えて、妖怪や幽霊たちの姿が浮世絵師たちによって多く描かれました。天狗、鬼、幽霊、鵺…。浮世絵にはそんな魔物や妖怪たちとともに、彼らを操る妖術使いの姿も見ることができます。
本展覧会では、三代歌川豊国の《豊国揮毫奇術競》、月岡芳年の《新形三十六怪撰》を中心に、歌川国芳の代表作の一つ《相馬の古内裏》など、さまざまな妖怪画を紹介します。
時に恐ろしく、時にユーモアたっぷりに表現された魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界をお楽しみください。
-
歌川国芳《相馬の古内裏》
-
三代歌川豊国《豊国揮毫奇術競 日本駄右衛門》
常設展示室
常設展示室では日本画や洋画など約20点を展示しています。
ファウンダーズ・ルームでは十二代茂木七左衞門のお気に入りの作品をご紹介しています。
ギャラリー1の天井には
富士山と筑波山を結んだ線と並行に切り取られた「富士山軸」の窓があり、
光あふれる展示空間になっています。