
展覧会
exhibition
当館では約4300点のコレクションのなかから選ばれた約60~70点の作品をお楽しみいただけます。
浮世絵ギャラリーではテーマを設けた展覧会を年5回開催し、
毎回コレクションのなかから約40~50点を展示しています。
常設展示室では創立者十二代茂木七左衞門(1907-2012)が収集した日本の近現代に制作された
日本画や洋画、工芸品等を展示しています。
浮世絵ギャラリー
開館20周年記念特別展Ⅰ 「川瀬巴水と吉田博-新版画の二大巨匠が描く富士の風景-」展
2025年9月3日(水)~ 10月19日(日) 茂木本家美術館は2026年1月に開館20周年を迎えます。これを記念して、当館の創立者であり作品の蒐集に努めた茂木本家12代目当主七左衞門の愛した「富士山」をテーマに、本年秋より3期に分けて浮世絵および新版画の展示を行います。
第1期は大正期から昭和期にかけて活躍した新版画の巨匠、川瀬巴水と吉田博を取り上げ、二人の描いた富士山の作品とともに日本や世界各地を旅して描いた清新な風景版画を展示します。
日本的な美しい風景を叙情豊かに表現した巴水。自然と写実そして詩情を重視し、洋画のような趣を表現した博。同時代を生きながら異なった表現と技法をもつ二人の作品を見比べながら富士の風景をお楽しみください。
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川瀬巴水 《冨士川》
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吉田博 《冨士拾景 河口湖》
開館20周年記念特別展Ⅱ 令和7年度ネットワーク事業 「広重の描く富士山-二つの富士三十六景-」展
2025年10月22日(水)~ 12月7日(日)開館20周年記念特別展第二期は、広重の描いた二つの富士山のシリーズ、中判横絵の「不二三十六景」と大判縦絵の「冨士三十六景」を展示します。当展は、野田市ちいきづくりネットワークの令和7年度のテーマ「富士山」に合わせたもので、広重の作品を通して当時江戸周辺で盛んに行われた富士詣や富士講についても考察します。
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歌川広重 《冨士三十六景 さがミ川》
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歌川広重 《冨士三十六景 駿河薩タ之海上》
常設展示室
常設展示室では日本画や洋画など約20点を展示しています。
ファウンダーズ・ルームでは十二代茂木七左衞門のお気に入りの作品をご紹介しています。
ギャラリー1の天井には
富士山と筑波山を結んだ線と並行に切り取られた「富士山軸」の窓があり、
光あふれる展示空間になっています。

