
展覧会
exhibition
当館では約4300点のコレクションのなかから選ばれた約60~70点の作品をお楽しみいただけます。
浮世絵ギャラリーではテーマを設けた展覧会を年5回開催し、
毎回コレクションのなかから約40~50点を展示しています。
常設展示室では創立者十二代茂木七左衞門(1907-2012)が収集した日本の近現代に制作された
日本画や洋画、工芸品等を展示しています。
浮世絵ギャラリー
「浮世絵黄金期 -蔦屋重三郎とその時代-」展
2025年2月5日(水)~ 3月23日(日) 2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」の放送に合わせ、当展ではその主人公となる蔦重(蔦屋重三郎)を取り上げます。
蔦重は、喜多川歌麿や東洲斎写楽など数々の才能を世に送り出した版元(出版社・発行人)で、浮世絵の黄金期ともいえる一時代を築いた名プロデューサーとして知られています。しかし、その人生は決して順風満帆ではなく、波乱に満ちたものでした。
松平定信による寛政の改革が始まると風紀取締りが厳しくなり、寛政3年(1791)には出版統制令に違反したということで身上半減という重い処罰を受けています。
しかし、時代の荒波にもまれながらも蔦重は新しいことにチャレンジし続け、浮世絵の表現や技術の発展に大きく貢献しました。
当展では、蔦重が手がけた浮世絵とともに同時代の浮世絵を展示し、蔦重の生きた時代を振り返ります。
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東洲斎写楽 《三代目坂田半五郎の藤川水右衛門》 蔦屋重三郎版
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喜多川歌麿 《きつね拳》 蔦屋重三郎版
常設展示室
常設展示室では日本画や洋画など約20点を展示しています。
ファウンダーズ・ルームでは十二代茂木七左衞門のお気に入りの作品をご紹介しています。
ギャラリー1の天井には
富士山と筑波山を結んだ線と並行に切り取られた「富士山軸」の窓があり、
光あふれる展示空間になっています。

