展覧会
exhibition
当館では約4300点のコレクションのなかから選ばれた約60~70点の作品をお楽しみいただけます。
浮世絵ギャラリーではテーマを設けた展覧会を年5回開催し、
毎回コレクションのなかから約40~50点を展示しています。
常設展示室では創立者十二代茂木七左衞門(1907-2012)が収集した日本の近現代に制作された
日本画や洋画、工芸品等を展示しています。
浮世絵ギャラリー
「広重と行く東海道の旅」展
前期:2024年9月4日(水)~10月20日(日)後期:2024年10月23日(水)~12月8日(日)
お江戸日本橋から京三条大橋まで約500km。その間に53の宿場があり、江戸時代の人々は、各宿場で休みながら何日もかけて長い旅をしました。
歌川広重の代表作である《東海道五拾三次之内(保(ほ)永堂版(えいどうばん)東海道)》は、その道のりをたどった55枚の大判錦絵シリーズです。それぞれの地域の風景や名物とともに、雨の日や雪の日の様子、大名行列や留女(とめおんな)など旅の途中で出会う人々などさまざまな場面、事柄が描かれており、人々の東海道の旅へのあこがれを掻き立てました。このヒットにより、名所絵の名手としての地位を不動のものとした広重は、生涯で20種以上の東海道物を製作しています。
本展では保永堂版《東海道五拾三次之内》とともに広重の街道絵を前期、後期に分けて展示し、当時の旅の魅力に迫ります。広重の浮世絵で、どうぞ皆さんも東海道の旅をお楽しみください。
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東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景
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東海道五拾三次之内 四日市 三重川
常設展示室
常設展示室では日本画や洋画など約20点を展示しています。
ファウンダーズ・ルームでは十二代茂木七左衞門のお気に入りの作品をご紹介しています。
ギャラリー1の天井には
富士山と筑波山を結んだ線と並行に切り取られた「富士山軸」の窓があり、
光あふれる展示空間になっています。