
展覧会
exhibition
当館では約4300点のコレクションのなかから選ばれた約60~70点の作品をお楽しみいただけます。
浮世絵ギャラリーではテーマを設けた展覧会を年5回開催し、
毎回コレクションのなかから約40~50点を展示しています。
常設展示室では創立者十二代茂木七左衞門(1907-2012)が収集した日本の近現代に制作された
日本画や洋画、工芸品等を展示しています。
浮世絵ギャラリー
浮世絵でめぐる滝と橋 ―北斎から巴水まで―
2023年2月8日(水)~3月26日(日)諸国の名所であった滝と橋は、葛飾北斎をはじめ多くの浮世絵師によって描かれました。それぞれの滝と橋は、絵師のまなざしが光り、バラエティに富んでいます。
本展では、北斎がペルシャン・ブルーの色を活かし、諸国の名瀑をすべて異なる水の描法で幻想的に表現したシリーズ『諸国瀧廻り』全8図、橋の構造や奇抜さに注目し、さまざまな角度で諸国の橋を描いたシリーズ『諸国名橋奇覧』全11図を中心に、葛飾北斎から川瀬巴水まで、様々な絵師が描いた滝と橋の浮世絵を展示します。江戸のシンボルである橋をはじめ、奇想天外な橋、日常に寄り添う橋、まるで生きているかのように描かれた滝など、水辺を彩る滝と橋を浮世絵でめぐってみませんか。
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葛飾北斎《諸国瀧廻り
木曾路ノ奥阿弥陀ヶ瀧》
天保4年(1833)頃 -
葛飾北斎《諸国名橋奇覧
飛越の堺つりはし》
天保5年(1834)
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川瀬巴水《東海道風景選集 日本橋》
昭和5年(1940)
「動物づくし」展
2023年3月29日(水)~5月14日(日)古来より絵の中に動物が描かれてきました。その絵を見ると、絵師たちがいかに自然を慈しみ、動物を愛おしく思いながら描いていたかがわかります。
江戸時代の浮世絵の中に描かれた動物に着目すると、浮世絵にはさまざまな動物が登場します。日常に寄り添うかわいらしい動物から空想上のこわい動物まで、絵師が生み出した豊かな表情の動物たちは、私たちをうならせるばかりです。
本展では、歌川広重、歌川国芳などによる個性豊かな動物たちの浮世絵をご紹介します。じっくり鑑賞しながら、お気に入りの動物をみつけてみませんか?
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歌川国芳
《猫の当字 なまず》
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歌川広重
《月下桃花に燕》 -
歌川国芳
《讃岐院眷属をして為朝をすくふ図》
常設展示室
常設展示室では日本画や洋画など約20点を展示しています。
ファウンダーズ・ルームでは十二代茂木七左衞門のお気に入りの作品をご紹介しています。
ギャラリー1の天井には
富士山と筑波山を結んだ線と並行に切り取られた「富士山軸」の窓があり、
光あふれる展示空間になっています。

